人生初BLの報告: その2「べな」
こんにちは! アラウンドサーティになってはじめて読んだBLが面白かった報告のブログ第2弾です。続きを書く気力があってよかった!!! 前回の記事へは「BL」タグから飛んでください。
読んだ作品はだいたい未完結なので、先に完結済みの作品から書いていきたいなと思い、今回も完結済みの作品の感想をつづります。(あらすじはリンク先のサイト参照。)
べな
全体的な面白さ(個人の感想です): ★★★★★
NSFW場面の多さ: ★★☆☆☆
他カップル: 有(2組)
元カレ: 無
横恋慕: 有
死: 有(メインキャラ)
双葉社BLです。完結済み。
双葉社のセールで買いました。時代設定は江戸時代という、ちょっと珍しいお話です。コリアンBLだと朝鮮王朝BLとか結構見るのですが、邦BLだとあまり時代設定の古い作品は見ない気がします。初心者なので出会っていないだけ説がありますが。
絵がとにかく美麗です。が、メインのカップルの片割れだけホビアニのキャラか!?みたいなデザインのせいで、この作品にもNSFW場面はいらないなぁと強く思ってしまいます……。まあそういう場面は他の作品に比べたらわりと少なくて、始まったと思ったら終わる、くらいの軽い描写しかありません。しかし受け攻めがどちらなのかわかる程度の描写は存在します。しかしNSFW場面も含めて美麗なのです。
キャラについて
カップルは3組出てきます。メインのカップルはべな(攻め役)・壱(受け役)ペアです。ホビアニっぽい顔をしている方がべなでBLっぽい顔をしている方が壱です。べなは鬼、つまり人外で、力の加減に気をつけないと他人を傷つけてしまうようです。性格としては明るく子どもっぽい感じで、実際壱よりも年下らしいです。壱には二三という弟がいましたが、1話の1ページ目で死にます。そしてそのことをずっと負い目に感じており、延々ジメジメしています。
個人的には壱がかなり好きです。自己犠牲の男が好きなので。彼は序盤、強姦されかけている女を助けようとしたとき、かわりに自分が指名されたらキョトンとした顔で「男の体で済むなら安いもんだろ?」などと言っていたのですが、終盤はそういうモブおじさんたちに触られることに嫌悪感を抱くようになっており、その変化が非常によかったです。自己犠牲マンが救われるには本人が変わらなくてはならないのですが、そこに至るまでの道のりの描写がよかったですね。
3組の中で一番好きなのはサブのカップルの若水(攻め役)・鬼平太(受け役)です。ダントツです。ラストの盛り上がりに向けて出てくるキャラ達で、二人そろっての出番はほぼほぼないのですが、湿度が盆地並みに高くてかなりいいです。近くにいるとカビそうです。
お話について
べな・壱がお互いがお互いを大切に思うがゆえに、おっかなびっくり相手に触れては自分から離れてゆく、といったことを繰り返して関係性をはぐくんでゆく……みたいなお話だったと思います。最終回はBLっぽいというより普通の少年漫画みたいな着地点で驚きました。終始キャラの精神的な成長(?)に焦点が当たっており、自分や相手の気持ちとどう向き合っていくかを考えてゆくふたりの姿は読んでいて引き込まれるものがありました。非常に面白かったです。
さいごに
この漫画、絵が好みすぎて作者の次回作も買ってしまいました。連載中のようで1巻しか出ていませんがそちらも面白かったです。
ブログの第3弾も書けたらいいなと思います! 飽きなかったら!
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