シンカリオンチェンジ・ザ・ワールドin京都鉄道博物館!

  こんにちは! ついこの間京都鉄道博物館に行きました。別にシンカリオンの企画展示を見に行ったわけではないのですが、シンカリオンの企画展示をやっていた影響で館内がなかなかカオスなことになっており、面白かったので、ブログに書こうと思います。


 同じ敷地内にある京都水族館の年パスは毎年買っているくせに、実は、京都鉄道博物館へはこれまで一度も行ったことがありませんでした。水族館の年パスの特典に鉄道博物館の割引があったようななかったような気がして、せっかくならと思い、行ってみることにしました。が、入り口で水族館の年パスを見せたら、受付のお姉さんに「特に割引はないんです……」と申し訳なさそうに言われてしまい、恥ずかしかったです。

 入場料は大人1500円、大学生1300円でした。この値段であのレベルの満足度を得られるのか……と思うと、かなりお得に感じます。それくらい展示の満足度が高かったです。


 展示が本当にボリューミーすぎて、ひとつひとつについて書いていたら、ただ感想がダラダラ続くだけの記事になりそうなので、心に残った展示等、特にシンカリオン関連のものを中心にお話していきたいと思います。

 シンカリオンcw、皆さんはご覧になっていましたか。私は最後まで見ましたよ。これはネタバレですが、主人公が最愛の友達を手にかけて、最終的には戦う力を失う、というビターエンド以外の何物でもない終わり方でひっくり返りました。お話全体を通して、「できないことができるようになる奇跡」は起こらず、死んだ者は帰ってこないし、自分の能力以上のことはできず、身の丈に合わない願いは叶わず、オーバーワークをすると故障して再起不能になる、みたいな「どうにもならない現実」がそのまま描かれていた印象です。それでいて救いがないわけではなく、そんな中でも別の道や新たな道を歩む選択をすることが前に進むことなのだ、みたいな感じで清々しく終わっておりました。非常に現代的な考え方のアニメだと感じます。

 ……と、いろいろ感想を書きましたが、実はそんなにハマって見ていたアニメというわけでもありませんでした。ただ、企画展示の影響で館内がにぎやかだったので、シンカリオンcwと絡めつつお話していこうかなと思います。


1Fの展示


フロアガイドです。

 たいした写真が残っていなかったので、フロアガイドの写真をアップしておきます。1Fの時点ですでに一眼レフを構えた鉄道オタクのおじさんたちや、閃光ハヤブサを合唱する親子(やっぱりあの曲、子どもに歌わせる曲ではないですよ)、シンカリオンの企画展示を見に来たと思われる女オタクさん、翻訳機を使って一生懸命展示の説明を読む外国人観光客等、様々な種類の来館者がおり、館内は混沌としておりました。かなりいいです。

 地図の通り、電車がいっぱい展示してあって楽しかったですよ。水曜どうでしょうでしか見たことのない雷鳥(ヘッドマークは雷鳥ではありませんでしたが、行き先表示が金沢でした。あと雷鳥に使われた車両という説明があった気がします)を見ることができ、感動しました。親が「昔の特急といえばベージュにえんじ色のライン」と言っていましたが、このカラーって全国共通なんですかね。

 特に、読んでいて飽きない展示の解説が印象に残りました。センサーに手をかざすことで展示が動きだしたり、自分で蓋を開けたりハンドルを回したりしないと解説を読むことができなかったりと、そもそも電車に興味のない(私のような)人の興味をも惹く工夫が凝らされていると感じました。おかげで全部の解説を丁寧に読みたくなりますし、実際じっくり読んでしまったがために、このあとの予定が押してしまいました。恐ろしいです。

 話は戻って上のフロアガイドの写真ですが、一番下に何かシールが貼ってあることにお気づきでしょうか。拡大した写真を下に載せます。


フロアガイドの拡大図です。

よく見ると、フロアガイドの中にしれっと「BF 超進化鉄道開発機構 京都指令室」という案内が……。もちろん実際には地階は存在しませんが、たしか作中では京都指令室は京都鉄道博物館の地下に存在するという設定だったかと思います。遊び心ですね。ただ、秘密結社の指令室の案内をこんな堂々と書いておいていいのだろうかという疑問はあります。書いてあるのに入り口がない、というのも興奮しますけどね。


2Fの展示


駅弁のルーツについての解説です。

 2Fもいろいろと面白い展示がありました。シンカリオンの企画展示もこの階で行われていました。

 実際に磁気切符を自動券売機で購入し、改札に通して、それを記念に持ち帰ることができる展示もありましたね。私は普通に大人用の切符を買ってしまったのですが、次に改札を通った子どもがピヨピヨ音を鳴らしているのを見て、自分も小人用きっぷを買えばよかったと後悔しました。もう現実には買えませんからね、あれ。ちなみに、こっちで聞くピヨピヨ音は地元で聞くものとどこか異なるように感じるのですが、何が違うんですかね。

 写真は駅弁のルーツについての解説です。宇都宮駅に行くと「駅弁発祥の地」と書いてあるので、毎度「本当かあ?」と思っていたのですが、一応、宇都宮発祥というのが通説らしいです。ビックリですね。


3Fの展示


新幹線と塔のツーショットです。

 3Fに展示という展示はなく、かつて市内を走っていた市電の写真がちょこっとある程度だったのですが、展望テラスから見える景色がとてもきれいでした。よく見るN700系と五重塔のツーショットってここから見た景色だったのかもしれません。京都っぽい写真が撮れます。


シンカリオンの企画展示


石橋陽彩氏のサインです。

 サインの日付を見るに、この企画展示はかなり長いこと行われているようです。企画展示の内容はほぼ原画展だったのですが、親子連れに女オタクさん、ロボットアニメが好きなのであろうおじさんなど様々な人が訪れていました。私はアニメは見ていたもののあんまり原画展には興味がなく、サーッと見ただけで終わりにしてしまいましたが、そこそこ人は入っていたように思います。

 シンカリオンのスタンプラリーもやっており、最後のスタンプは列をなしていたくらいの人気ぶりだったのですが、だいたい女オタクさんでした。しかし、スタンプラリーの報酬である携帯の待受けは、蓋を開けてみると、キャラというよりロボがメインのデザインだったので、イケメンくんたちに惹かれて一生懸命スタンプを集めていた方はお疲れ様ですという思いです。

 キャラの等身大パネルもありました。女オタクさんたちはこぞってアカネと一緒に写真を撮っておられましたね。現実においても女子人気高いんですね、彼。私はひとり寂しくリョータのパネルを撮っていましたよ…………。


リョータの等身大パネルです。



 以上になります。電車の写真が全然ないのは、映り込みが激しすぎて載せられないレベルだったからです…………。トーマスでしか見たことがないような、あの馬蹄形の車庫や、昔の二条駅、パノラマビューの食堂、ぼったくり価格の大宮ナポリタンパン(ポテトフライ&ポストカード付で1600円)など、もっといろいろ面白いものがたくさんあったんですけどね。あとはご自身の目で確かめてくださいということで。

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